2013年10月22日 (火)

満5周年の日でした。

2008年10月21日、5年前の今日(と言っても、もう昨日になってしまいましたが)

ト・オン・カフェは営業を始めました。

それ以来、多くの皆様にご来店、ご支援いただき

心より感謝申し上げます。

2週間の展示、搬入搬出の連続。

それは常に緊張と刺激に満ちたものでした。

たった5年ですが、長かったような・・・あっという間だったような・・・気がします。

そして、作家の皆様との熱い思いの共有があっての、

楽しくも果てしなく学ぶことの多い5年間でした。

どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。

5年の節目に、何か賑々しいお祝いなどあってもよさそうですが

そこがト・オン・カフェらしい力の抜け方(クールさ)で

いつもと変わらない一日を終えました。

ギャラリーを飾った展示の一つ一つを思い出しながら

また明日!

とドアを閉じました。

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2013年7月18日 (木)

町嶋真寿 彫刻展始まりました。

タイトルは「柔らかな記憶」

町嶋真寿さんのはじめての個展、

そしてトオンカフェでも女性彫刻家としては初めての個展です。

女性作家の思い切りの良さ、いさぎよさにはいつも打たれるものがあって、

どんなジャンルの作家も、それぞれ固有の強さを放っています。

そして今回、そんな期待をさらに超えた展示を実現してくれました。

鉄を素材とした大小の作品は、タイトルにある様に柔らかく、美しい。

切断や溶接などの仕事は荒々しいものに違いないですが、

実に柔らかく、可愛らしい。

どの部分を見ていても、そう感じさせます。  

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熱の痕跡が青白く波の様に広がっています。

道展ではやや具象的な作品で賞を獲得してきましたが、

個展では別世界に舵を切っているようです。

自由で、のびのびと鉄を扱っていて、気持ちが良い。

小品も工夫があって遊び心満載です。

素材に対峙する姿勢は、真剣で若々しいものです。

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是非おいで下さい。

2013年6月18日 (火)

TOLOT展開催中

しばらくぶりです。

長い長い冬の後、春が来ず、桜はあっけなく通り過ぎて行き、

気がつくと緑が濃く、日が長く、そして札幌神社の例大祭の日がやって来ました。

久々に人出の賑やかさが中島公園まで押し寄せてきました。

何と、時は6月。

月日の流れはまさに矢のようです。

しかし、

ト・オン・カフェで企画、用意していましたTOLOT展には長い準備の時を要しました。

作家の方々、協力してくださった方々に

心からお礼申し上げます。

工夫と創意を凝らした文庫サイズの本がずらっと並びました。

手作り感満載の本のページをめくる。

いつでも、それは至福の楽しみです。

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会期中新しい作品が加わっています。

作品もあわせて展示中です。

どうぞおいで下さい。

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2013年5月 6日 (月)

Horror Comic 

 

TATTO前田さんとSKETCHさん、YASUEさん

によるHORROR COMIC展が開催されています。

今までにない展示で緊張を伴った高揚感が漂っています。

初めて来店してくださった方々が多く、

札幌の知らなかった世界が開かれ、少しだけ店の間口が広がったようです。

・・・

先ず作品の完成度。

アートという枠とは一種別物の職人的手業を見せつけています。

その空間にいますと、絵とは、文字とは

仕事とは、伝達とは、経済とは、コミュニティとは・・・・・

考えがふつふつと湧いてきます。

それらを軽々とひとつの画面にまとめ上げている技は

スゴイに尽きます。

是非ご覧下さい。

 

久野夕子個展ご来場ありがとうございました。

ブログ更新遅くなって申し訳ありません。

寒い日が続いていますね。

・・・・

久野夕子さんの個展は2回目でした。

今回も自由な生き生きとした動物たち、花々、家・・・などが

表情豊かに明るく描かれて、開放感に満ちた展示が行われました。

身の回りの食器類に、これ程の楽しさが伴われているのは

生活の喜びを何倍にもしてくれます。

そして、「ひょうたん星人」はやはり顕在でした。

「これで家に幸せが舞い込んでくる」と買って行かれた彫刻家からは

「彫刻として完璧」のお墨付きを頂きました。

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2013年4月 8日 (月)

中西 揚一 個展 中盤を迎えました。

週末は春の嵐が吹き荒れ、一気に雪解けが進んでいます。

最高気温も最低気温も同じ8度。

予報を見て目を疑いましたが、なるほど夜になると霧雨となり

もやが当たり一面をおおって幻想的です。中西さんの世界に通じています。

それぞれの絵にこめられた画境や興味など話をききながら

中西さんの心象世界を想像して重ねてみます。

そし同時に自分の心の世界も開かれていきます。

「暗い色だなあ・・」と作家自身は言いましたが、

みる者には、開放感や静かな安心感またデジャブな感覚を引き起こします。

様々なニューアンスを放つ光や陰。

遠近感をなくした風景。

浮遊し沈潜する夜の帳。

中西さんの色彩へのこだわりは絵を展示してからも、すぐには

なかなか止みません。

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 日曜日までです。

 是非おいで下さい。


2013年3月27日 (水)

石井誠『works 2011-13』

2年前、2011年1月に北海道から京都の大学院へ進学する時期に個展をしてくれた石井誠さんの展示を開催中です。

  

展示の寄せて作家から

「京都の美大では版画という分野に収まらず、写真や映像表現を中心に様々な制作に取り組んだように思いましたが、こうして2年をふり返れば、形になったものは相変わらず版画だけでした。

 今月、私は大学院を修了し、勤務中の京都の表装・表具・額縁屋で日曜画家から、古くからの作家、現代美術家、中には人間国宝の品まで額装、表装していく毎日を過ごしています。

 質や目的の違いはあれども、それぞれ思いのこもった作品を守る為に額装させていただいている中で、私が制作を始めてから探し続けているものがうっすらと見えてきたように感じました。

 それは外側と中身の関係性であり、ひいては見えていないものと見えているものの関係性です。

 美術に限らず表現活動には何かしらルールや制約のようなものがついてまわります。その制約どおりに進めていく、制約のなかでもがく、制約を逸脱する、など関わり方はそれぞれですが、型や枠のあるものと制作者自身の内面との関係性の現れがそれぞれの制作スタイルであり、表現されるものだと、当たり前のようなことを今更ながら、体験をもって知る事ができました。

 様々な記憶は当事者以外は忘れていってしまうものですが、いつまでも忘れられないような記憶やその時の感情といった、ふとした時にこぼれ出してしまうような大事な中身を守り続ける外側の強さをより伝えやすいイメージ、形にしていき、何かを一瞬でも共感できた人との思いを残していく為に、今後も精進してまいりたいと思います。」

  

是非ご高覧下さい!

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2013年3月 8日 (金)

高 幹雄「抽象画展」始まりました。

発達した猛烈な低気圧が、北海道を通り過ぎていった。

北国の厳しい冬の終わり。

まだ暦の上だけだとしても、確実に春は近づいている。

そんな季節の変わり目、

高幹雄の個展が開催されている。およそ4年ぶりのことである。

長い長い沈黙の期間であった。

作品を待望する者が如何に多かったかを思うと

この個展が、

あたたかい雪解けのような印象で

歓迎されることを願っている。

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2008年、ト・オン・カフェ オープン記念の企画展の一つであったとき

高幹雄の花はおおよそ白だった。

白い薔薇。

今その展示の全景を思い出してみる。

厳しい体調との勝負のように描きあげた世界であった。

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いま、高幹雄の世界は微かに動き出したのだろう。

戻ってくる気配。

軽くウォーミングアップをしながら、

にこやかに手足を振ったり動かしたり。

お帰りだね、高。

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2013年2月21日 (木)

日本の節句、相川みつぐ展ホンワカ開催

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イラストレーター相川みつぐのソフトな肌触りがなんとも快い。

これまでどちらかといえば、男性的な強さ、鋭さが前面に出ていた。

寓話や絵本をテーマにした作品は、明快な色調とフォルムで、

日常生活や現代世界に対する風刺や挑戦的な姿勢を

その表現のそこに秘めていると感じさせられていた。

しかし、今回ガラッと様変わりした。

「日本の節句」である。

守備範囲の広さに、参りました。

思わず吹き出しそうになる。

愉快な「みつぐ流解釈」がほどこされて

どの登場人物も上機嫌だ。

まだ冬の寒さは居座り、桃や桜には程遠い。

私たちの生活もなかなかままならない。

しかし、日本の節句を喜び迎える気持ちは健在だ。

そのような楽しさを想起させる

相川みつぐは

やっぱり骨太なんだな。。

是非見においでください。

2013年2月 6日 (水)

藤野千鶴子展始まりました。

春の訪れを先とって、藤野千鶴子個展が始まりました。

タイトルは「神さまトーク2013」。

細かい部分は何度お聞きしても覚えていられないのだが

藤野先生と神さまの関係は

奈良の古い神社宮司であった先祖に遡る。

・・・・・・

近畿奈良盆地は周囲を深い異界の山々に囲まれている。

そこは、いまなお霊的な力がうごめく磁場であって

遠く北海道で生まれた先生の中にも強くイメージされるようである。

いつも先生はそれを楽しく話してくださる。

宇宙的な拡がり、回帰、静寂、ざわめき・・・・、など

変容するイメージの世界は

ますます美しく冴えわたっている。

日中、薄暮、夜、時々の光の中で、私たちはその美しさの中に

引き込まれる。

先生は私たちを満身の力でそこを導いてくださる。

是非とも、おいで下さい。

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«キノ子さん、個展始まりました。