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2012年3月

2012年3月25日 (日)

樽見美紀 個展 物語と空間

樽見美紀の北海道初の個展である。

埼玉在住であり、活動の場は世界に拡がっている。

そのような道外の作家が、北海道での展示に可能性を感じ

意欲的に取組んでくれている。

ギャラリーも展示の幅の広がり、深化を求められるだろうし

努力せねばならない。

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彼女の作品を楽しむ軸は色々あると思う。

平面、半立体、立体、インスタレーション、素材、マチエール作り、

空間を支配する時間的なベクトル、

それらが独特の物語性を含んで開示されている。

『フェミニンだが、一本背負いみたいな強さ』と親しい友人の方が評されたが

その強さがとても気持ちが良い。

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レースの使い方は優雅さを越えて、儀式的な雰囲気を醸す素材として

意図的に幾分荒々しく触手を広げているようだ。

会期は、4月1日(日曜)まで。

是非おいで下さい。

2012年3月21日 (水)

木村雅信先生 ト・オン・カフェでライブ演奏敢行

伊東計画氏個展の最終日は、春間近の雪の夜だった。

伊東さんと先生の交友を知っているものにとっては、

ひとしお感慨深い友情演奏であった。

「もう10年早く出会っておれば・・・、」

と、出会いを振り返られた。

人の出会いとはそういうものではないだろうか。

「人は人生を晩年のように生き、現在を青年のように生きる。」

演奏の合間にも、木村先生ならではの言葉が散りばめられた。

今年、大谷大学を退官される。

先生は幸せそうに、作曲家としての新たな活動を話して下さった。

伊東さんもまた、次に向かって(ぼちぼちと)出発することだろう。

春は、もうすぐ。

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2012年3月19日 (月)

誰の言葉だったろう

『白か黒か、段階の無いモノトーンの刻み

黒の美しさは、ヒトはみんな知っている。

いかさまの様に知っている者が大半だ。

アスファルト舗装のされていなかった路の

窪みに溜まった水

そこに映った生活には

洒落た美しさはあったろうか

暗い川面を更に暗く分割する橋梁

時折その上を通過していく暗い貨物車

両脇から覆い被さる森林帯

あるものは存在なのであるから

まずは、在らせねばならない

言葉は謙遜にその仕事に従事することである

デッサンを見よ

腕の丸みは単調に境界を描いている部分はどこにもない。

一挙に引いてしまうこともあるだろう。

意図した時は。

しかしそうでない時、曲線の非規則性に立ち続け

言葉の非連続性に従うことの大切さを、知らなくてはならない。』

立ち続けるとは容易では全くない。至難のことなのだ。

どこに、何に、どのように。立ち続けるのか。

・・・・・・・・

吉本隆明氏が亡くなった。

今私たちはどこに立つのか・・・立ってきたのか

私、私たち、どこに・・・の切先を教えた人だった。

たとえ彼に異論を唱える人でさえ、それを認めるだろう。

2012年3月13日 (火)

3月読書会案内

3月、札幌活字クラブの例会、課題本は「かもめのジョナサン」です。

五木寛之の日本語訳ではなく、原著に挑戦と意気込んではみたものの

なかなか進まない。

結局今のところ、翻訳を読んでからの英文になってしまっている。

これなんか意味があるのかな・・・・。

と、自問してます。

しかも、「かもめのジョナサン」は、

素直に書いてあることだけを読み取るのでは済みそうもない。

当日の読書会も波乱含みか?

やはりもう一度、翻訳を読み直して、読書会に臨もうと思っています。

英語でも、日本語訳でも構わずおいで下さい。

春の夜、読書の楽しみを友として。(t)

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伊東計画 スクラッチアート展 「マイワールドツアー」

始まって、すでに中盤。

私たちとしては、まず伊東さんと一緒に仕事が出来ることが嬉しい。

そう長いお付き合いではないが、いろんな意味で先生である。

ご本人は、さまざまな領域の重なり合う境界で生きているとおっしゃる。

文学、写真、デザイン、印刷、・・・・・

そのような世界が、伊東さんの色彩を得て切り取られ現前すると

こうなるのだろう。

札幌では得がたい知識、雰囲気を醸し出す方である。

身体的不自由をかこわれて、心配するところであるが

何と何と、伊東さんの造形への思いには圧倒される。

素晴らしい展示となったことを、まず感謝したい。

不思議で美しく愉快なト・オン・カフェならではの展示である。

どうぞ、おいでください。

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この3人。間流知人間やなあ・・・・・伊東さんと話が弾んでいます。

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