日本の節句、相川みつぐ展ホンワカ開催
イラストレーター相川みつぐのソフトな肌触りがなんとも快い。
これまでどちらかといえば、男性的な強さ、鋭さが前面に出ていた。
寓話や絵本をテーマにした作品は、明快な色調とフォルムで、
日常生活や現代世界に対する風刺や挑戦的な姿勢を
その表現のそこに秘めていると感じさせられていた。
しかし、今回ガラッと様変わりした。
「日本の節句」である。
守備範囲の広さに、参りました。
思わず吹き出しそうになる。
愉快な「みつぐ流解釈」がほどこされて
どの登場人物も上機嫌だ。
まだ冬の寒さは居座り、桃や桜には程遠い。
私たちの生活もなかなかままならない。
しかし、日本の節句を喜び迎える気持ちは健在だ。
そのような楽しさを想起させる
相川みつぐは
やっぱり骨太なんだな。。
是非見においでください。