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2013年3月

2013年3月27日 (水)

石井誠『works 2011-13』

2年前、2011年1月に北海道から京都の大学院へ進学する時期に個展をしてくれた石井誠さんの展示を開催中です。

  

展示の寄せて作家から

「京都の美大では版画という分野に収まらず、写真や映像表現を中心に様々な制作に取り組んだように思いましたが、こうして2年をふり返れば、形になったものは相変わらず版画だけでした。

 今月、私は大学院を修了し、勤務中の京都の表装・表具・額縁屋で日曜画家から、古くからの作家、現代美術家、中には人間国宝の品まで額装、表装していく毎日を過ごしています。

 質や目的の違いはあれども、それぞれ思いのこもった作品を守る為に額装させていただいている中で、私が制作を始めてから探し続けているものがうっすらと見えてきたように感じました。

 それは外側と中身の関係性であり、ひいては見えていないものと見えているものの関係性です。

 美術に限らず表現活動には何かしらルールや制約のようなものがついてまわります。その制約どおりに進めていく、制約のなかでもがく、制約を逸脱する、など関わり方はそれぞれですが、型や枠のあるものと制作者自身の内面との関係性の現れがそれぞれの制作スタイルであり、表現されるものだと、当たり前のようなことを今更ながら、体験をもって知る事ができました。

 様々な記憶は当事者以外は忘れていってしまうものですが、いつまでも忘れられないような記憶やその時の感情といった、ふとした時にこぼれ出してしまうような大事な中身を守り続ける外側の強さをより伝えやすいイメージ、形にしていき、何かを一瞬でも共感できた人との思いを残していく為に、今後も精進してまいりたいと思います。」

  

是非ご高覧下さい!

Works_view02

2013年3月 8日 (金)

高 幹雄「抽象画展」始まりました。

発達した猛烈な低気圧が、北海道を通り過ぎていった。

北国の厳しい冬の終わり。

まだ暦の上だけだとしても、確実に春は近づいている。

そんな季節の変わり目、

高幹雄の個展が開催されている。およそ4年ぶりのことである。

長い長い沈黙の期間であった。

作品を待望する者が如何に多かったかを思うと

この個展が、

あたたかい雪解けのような印象で

歓迎されることを願っている。

Photo

2008年、ト・オン・カフェ オープン記念の企画展の一つであったとき

高幹雄の花はおおよそ白だった。

白い薔薇。

今その展示の全景を思い出してみる。

厳しい体調との勝負のように描きあげた世界であった。

Photo_2

いま、高幹雄の世界は微かに動き出したのだろう。

戻ってくる気配。

軽くウォーミングアップをしながら、

にこやかに手足を振ったり動かしたり。

お帰りだね、高。

Photo_3

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