SNOWSCAPE MOERE report①
1月30日はS-AIR、財)札幌市公園緑化協会が主催のSNOWSCAPE MOEREに行って参りました。雪のモエレ沼は天気もよく朗らかです。
講演:1 欧寧 Ou Ning
中国深圳(シンセン)で2009年に行われた建築系イベントCity Mobilizationの動向が知ることができました。
出品する32カ国62の作家に対して必ず守って欲しい3つの条件が提示されており、
・楽しめる
・インタラクティブ
・アイデアをかたちにする
この3つです・・・条件にしては縛りがゆるい感じでは・・・
でも、この「アイデアをかたちにする」ということが物凄く大事だと作品の事例を見ていくと気づかされます!
模型を展示するのではなく、実際に体験できるかたちになっていることで活き活きしています。
その他Rem Koolhaasの8時間に及ぶマラソントーク、現代建築を舞台にした小説など見せ方のアイディアに驚きました。
講演:2 久保田弘成
おにぎりの海苔のようなこの黒い四角が「入れ墨」!マレーヴィチも驚くはず。
←この漆黒の中に吉田松陰が隠れています。
私も男に生まれて、人前で上裸になりたかったです。
講演:3 高嶺 格
「ハウスメーカーだけが悪いわけではないのですが、日本のアキラメたような風景にがっかりする」という高嶺さん。
日本の住宅の耐用年数はわずか20~30年と言われていますが、欧米は平均100年以上。その違いは気候風土の違いなどもありますが、日本人が自分の手で家を補修、維持する心構えが欠けていたせいだと思います。
DIY精神が大事だと思われます。Do It Yourself.
30日の講演はここで終わり、31日は高嶺さんのワークショップです。DIY精神が試される過酷なプロジェクトの模様はSNOWSCAPE MOERE report②で報告いたします (M)